Macで不要ファイルをゴミ箱に入れず即削除する方法&コマンド使えーーー!!

 

Macでもファイル/フォルダを即削除しようぜ
ゴミ箱なんて要らねーーーー

 

Windowsで使うファイル即削除(Shift+DEL)は、Macだとどうやるんだよ!?

Windowsを使っている人であれば知っていると思いますが、Shift+DELキーでファイル/フォルダは即削除になります。ゴミ箱には入りません。

しかし、Macではその手の機能がありません。(・・・無いよね?)
Macでそういう機能を実現するためには以下のいずれかのパターンになるみたいです。

  1. ソフトを使ってファイル削除
  2. tmp領域に一時的に使うゴミ箱を作ってそこに入れる
    (次回起動時にファイル削除される)
  3. ターミナルでコマンドを使ってファイル削除

↓参考情報

他にもあるかも知れませんが、私は3番のコマンドを使っています。
初心者の方でもこの方法をオススメしたいと考えています。

『えーーーー!!! コマンドなんて使いたくねーーーよーーーー!!!』

とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

でも、コマンドって便利なんですよ。
それに、そんなに難しくないです。

『でもコマンドを覚えられへんねん!!』

というあなた!!!
覚える必要なんて無いです!!
そもそもググれば出てこない情報は無いという時代に覚えるなんてナンセンスでしょ。本だってあるし。

それに、何回も使えば自然と覚えますよ。
昔の人間は電話番号を何件頭に入れていたと思うんだ!!

コマンドなんて数回使えば必ず覚えられます。
覚えられなくてもググったらいいんですよ。
例えば『削除 コマンド Mac ターミナル』とかで。

コマンドは便利

WindowsであればDOSコマンド、MacやLinuxであればbash等のシェルコマンドがあります。

GUIの方が使い易いのは確かですが、よ〜く考えてください、GUIってユーザーが実際に操作しないといけないのです。
フォルダを100個作りたいと思ったらフォルダを100個作る操作が必要になります。

階層のあるフォルダを作りたければ、フォルダ作って→そのフォルダの中に入って→またフォルダ作って→そのフォルダの中に入って→・・・(以下ループ)ということをしなければいけません。

あるソフトの動作ログを取るために、毎日フォルダやファイルを作るとしましょう。
そのフォルダ名やファイル名に日付を入れる必要があるとしましょう。
毎日毎日、人間がそういう操作をするのは面倒ですよね?
『コンピュータが勝手に日付に合わせたフォルダ名を作れよ』って思いませんか?

コマンドであれば人間がいなくてもやってくれるし(コマンドが自動起動する設定は必要ですけど)、面倒な作業は無いのです。

※GUIでもやる方法はあるにはありますけど、実用性は無いに等しいので今回は書きません。

 

コマンドを書いてEnterキーを押すだけで、フォルダ作成なんて100個ぐらい一瞬です。
階層有りのフォルダも作れるのかって?

ラクショーです!

食わず嫌いせずにこの際コマンドを使ってみましょう。マジ簡単です。

やっと本題:ゴミ箱を消す方法

※削除したいファイルやフォルダがデスクトップにある場合

  1. ターミナルを起動します。
  2. コマンド入力「cd ~/Desktop」 + Enterキー押下
  3. コマンド入力「rm -r HogeHogeFolder」 + Enterキー押下
    ※「-r」はフォルダ削除の場合のみでファイル削除の場合は不要

これだけです。
難しいですか?
簡単でしょ?

コマンドの意味が分からない?
今から解説しますが、難しく無いですよ。

 

 

※MacやLinuxではフォルダと言わずディレクトリと表現することが多いと思いますが、分かりやすいでしょうからフォルダと表現します。

 

「cd ~/Desktop」の「~」(チルダ)ってなんだ?

※「デスクトップ」表記はよくいうデスクトップのこと、「Desktop」はDesktopという名前のフォルダの事

「~」はチルダと読みます。

自分(ログインしているユーザーの事)に与えられたスペースのトップの階層(フォルダ)という意味です。

MacやLinuxやWindowsはマルチユーザーと言って、ログインユーザーを複数作る事ができます。
ログインユーザーにはもれなく全員に自分だけのスペースが割り当てられます。
他人のスペースを見る事はできません。
プライバシーが守られているんですね。

「自分だけのスペース」とは単にフォルダ1個の事です。(これをホームとかホームディレクトリと呼びます)
フォルダが一個あってその中に色々なフォルダやファイルがいっぱいあると思ってください。
デスクトップはDesktopという名前のフォルダなのです。
Desktopフォルダの中身がデスクトップで見られるようになっています。

よくある勘違いとして(と言うか、パソコン初心者だと分かりにくい部分)、こんなのがあります。

デスクトップはデスクトップとして存在してあるし、デスクトップからホームに移動できるので、ホームよりデスクトップの方が上にあるんじゃないの?
なのになんでホームディレクトリの中にDesktopというフォルダがあるの?

上でも書いてますが、ホームディレクトリ内のDesktopフォルダをデスクトップとして見られるようにしているだけと考えてください。
DesktopフォルダはGUIだから存在するのであって、GUIの無いコマンド入力のみのOSであればDesktopみたいなフォルダは無いはずです。

Macの場合、ホームディレクトリは以下です。
Finderで見てください。

MacintoshHD(名前はひとによって違う) → ユーザ → (ユーザー名)

って事で、「~」(チルダ)はこの場所を表しているという事を覚えておいてください。

「cd ~/Desktop」の「cd」ってなんだ?

cdはchange directory (ちぇんじ でぃれくとりぃ) という意味です。
ディレクトリを移動するコマンドです。

「cd ~/Desktop」ってなんだ?

って事で、~/Desktopへchange directoryします。

「rm -r HogeHogeFolder」の「rm」ってなんだ?

rmはremove(りむーぶ)という意味です。
ファイルやフォルダを削除するコマンドです。

「rm -r HogeHogeFolder」の「-r」ってなんだ?

「-r」はrecursiveという意味です。(多分ね、よく知らないので当てずっぽうです(笑))
再帰的とかっていう意味で、フォルダを削除するときに付与します。
再帰的っていうのが分かりづらいかも知れませんが、要はサブフォルダも削除することだと思ってもらえばいいでしょう。

「-」(ハイフン)はコマンドのオプションを意味します。
コマンドを使うとき、オプションをコマンドに付与することにより動作を制御することができます。

でも、tarコマンドみたいにハイフン無しでもオプションを使えるのもあるんですけどね。

rmコマンドを使用する際の注意!!!

一度rmしてしまうと、元に戻せません。

rm -r *

と書いて実行すると全部消えてしまいます。
注意してくださいね。

また、削除対象のファイル名やフォルダ名を書き間違えると、消したくないものを消しちゃうので充分注意してね。

本題とはズレますが・・・・
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ABOUTこの記事をかいた人

Windows/Mac/Linuxを使う現役システムエンジニア&プログラマ。オープン系・組み込み系・制御系・Webシステム系と幅広い案件に携わる。C言語やC#やJava等数多くのコンパイラ言語を経験したが、少し飽きてきたので、最近はRubyやPython、WordPressなどのWeb系を修得中。初心者向けのプログラミング教室も運営中。オンライン・対面・出張等でプログラミングをレッスンします。