MacやLinuxを使う際、毎回毎回長~いコマンドやオプションを打っていませんか?
エイリアスを使えば、長~いコマンドやオプション付きのコマンドが2文字とか3文字とか、もしくは別名のコマンド名にしてしまうことができますよ!
aliasを使えば実在しないコマンドが作れちゃうぞ!
MacやLinuxを使う際の手クセになっているコマンドがあります。
それは「ll」(エルエル)と「em」(イーエム)。
こんなコマンドは実在していなくて、それぞれ「ls -l」と「emacs」の エイリアス です。
(「ll」はUbuntuだと最初からエイリアス設定されてたような気がする?)
aliasを作る手順
よく使うコマンドほど短くしたいので、そういう場合はエイリアスを設定しておくと良いでしょう。
やり方は超絶簡単。
1.「.bashrc」ファイルを開く
$ vi ~/.bashrc
2.以下を記入
alias ll='ls -l' alias lla='ls -l -a' alias em='emacs'
3.保存(viでの保存&終了コマンド↓)
:wq
4.「.bashrc」ファイルを書き換えたので、有効化する
$ source ~/.bashrc
※もしくは、ターミナルウィンドウを再起動でもOK
Macの場合、以下が必要
a.「.bash_profile」を開く
$ vi ~/.bash_profile
b.以下を記入
if [ -f ~/.bashrc ]; then . ~/.bashrc fi
c.保存
一時的にaliasを作りたい場合
.bashrcに保存したくない(つまり、毎回ではなくて今だけエイリアスを作りたい)時は、上記2番のコマンドを打てばいいです。
当然ですが、ターミナルウィンドウを落としたり再起動したりすると、そのエイリアスはなくなります。
当然ですが、ターミナルウィンドウを落としたり再起動したりすると、そのエイリアスはなくなります。
現在設定中のaliasを確認する方法
ついでに・・・・
現状設定されているエイリアスを確認するにはこのコマンド。
$ alias
エイリアスが設定されていれば何か表示されますし、設定が無ければ何も表示されません。
要らなくなったaliasを削除する方法
エイリアスを削除するにはこのコマンド。
$ unalias <エイリアスコマンド>
aliasを作る上での注意!!!!
aliasは作り過ぎると他のマシンを使うときにコマンドが分からなくなってしまいますし、また、ファイルを削除するとかしないとかの挙動を勘違いして取り返しの付かない失敗をする恐れがありますので、エイリアスの使用はほどほどにしておく方が良いでしょう。
※・・・と、失敗経験者は語っております(笑)
オススメ書籍
以下はシェルを覚えるのにおすすめの書籍です。
特に「シェルの基本テクニック」は分かり易いので、コマンドをあまり知らない人にピッタリだと思います。
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