[Atomで覚えるC言語入門 – 初歩の初歩 – ] No.00 C言語の環境を整える

WindowsやMacでC言語プログラミングを覚える場合、まず最初にC言語を使える環境を整えなければいけません。

そもそもプログラミングをするのに『環境』ってなんやねん?

と思う人がいるでしょう。

プログラミング環境を整えるって結構面倒なんですよねぇ。

今回は以下の要領でプログラミング環境を準備したいと思います。
このやり方が(一番ではないけど)簡単で今後も役に立つんじゃないかなと思います。

エディタはAtom
C言語
Windows(Macでもやり方は同じ)

最後に動画も貼り付けていますので、良かったら見てください。



そもそもプログラミング環境ってなに?

※知っている人は読み飛ばしてください。
※この記事の目的はAtomでC言語のプログラミング環境を作る事が目的ですが、まずは前置き。

プログラミング環境(開発環境とも言います)として準備する必要があるのは基本的には2つです。

エディタ
コンパイラ

 

エディタってなに?

エディタは単に文字を書くためのものです。
Windowsであればメモ帳とかnotepad++とかサクラエディタとか秀丸エディタとか。
MacならCotEditorとかmiとか。
その他にはVi/VimやEmacsが有名。
テキストファイルを読み書きできればなんでもいいです。

テキストファイルを読み書きできればいいだけなのに、なぜエディタのソフトってたくさんあるの?

と思う人もいるでしょう。

プログラミングをすると、白地に黒字だけだと見づらかったりします。
小説とか文章とかを読むだけならそれでいいでしょうけど、プログラミングの場合は命令の単語とかに色を付けてくれると見やすいんですよ。

例えばですが、

命令は青文字で表示
ダブルクォーテーションに囲まれたものは赤文字で表示
コメントは緑文字で表示

みたいな感じで表示してくれると見やすいですよね。
命令だと思って書いたのに色が付かなかったら間違っているとすぐに分かりますしね。

下の二つの図はどちらもC言語のプログラムを表示させたものです。
どちらが見やすいでしょうか?


atom_c_00_hidemaru

atom_c_00_memo

左は私が使っている秀丸エディタです。
右はWindowsに標準で入っているメモ帳です。

もちろん好みは人それぞれありますので一概には言えませんが、左の方がプログラムを読みやすいかと思います。
今回のは一例ですが、関数は黄色、命令は水色コメントは緑色右側には関数一覧ウィンドウ下部には文字コードや改行コードの表示、などなど・・・見やすいですよね?

その他には、検索機能とか、プログラミング時に便利な機能や設定をエディタは備えています。
動作も軽いです。
自分好みにカスタマイズする事も可能です。

なのでプログラミングではエディタを使うのです。
私はエディタ無しではプログラミングはできません。
統合開発環境も使いますが、エディタの便利さ使い易さは絶対に手放せません。

※関係ないハナシですが、、、、、昔、同僚のマシンでC++のソースコードをダブルクリックしたらWordが起動した事がありました。
※『コイツはWordでコーディングしてんのか?』と不信感を持った事があります。(笑)

エディタによって機能や設定や表示方法は違いますが、基本的な機能は大体どれも似たようなものです。
Windowsに標準で入っているメモ帳はそういった機能が無いため、別途エディタをインストールして使う人が多いです。
無料や有料など色々ありますので、好きなのを探して使ってみればいいと思います。

ちなみに私は

Windowsでは、秀丸エディタ・Emacs・Atom
MacやLinuxでは、Emacs・Atom・たまにVi

を、使っています。

エディタは色々と試して、自分が気に入るものを探すと良いでしょう。
それぞれに特色がありますので、1つだけではなく複数のエディタを使い分けるのもいいと思います。
いやいや、Emacsをカスタマイズしまくって全てにおいてEmacsを使うんだ!!!という1本主義でもいいです。

・・・・ですが、この記事は『Atomで覚えるC言語入門』と謳っているので、Atomをオススメしておきます。
と言うか、Atom使ってください。じゃないと、この記事と今後のこのシリーズが読みづらくなります(笑)

Atomをオススメする理由

最近流行っているからです(笑)

ってのは冗談ですが、

パッケージ(プラグインみたいなの)が便利
WindowsでもMacでも使える
無料

と、いい感じです。

とは言え、現時点では

起動は遅い
キーボードマクロは無い
文字コードの判別が貧弱
全体的にエディタとしての基本機能は物足りない

ってな感じで不満はあるのですが、それらはこれから解消されていくでしょうし、現時点のVerでも使いたい魅力がAtomにはあります。

私が注目したのは以下のパッケージ(拡張機能と言うかプラグインみたいなもの)。

linter
script(Mac版Atomのみで使用可能)

このパッケージを導入するとプログラミングがラクになります。
linterはプログラミングの間違いを指摘してくれます。

scriptはAtomで書いたプログラムのコードを実行してくれます。
この後で説明するコンパイラというのが不要になります。
あくまでもプログラム言語を学習目的においては、手軽に使えるので便利なのです。

コンパイラ

プログラミングはエディタを使ってプログラムコードを書きます。
プログラムコードはテキストファイルとして保存されます。
これだけでは単なるテキストなので、何かを実行したりという事はできません。
そこで、テキストで書かれたプログラムコードを、コンピュータが理解できる形式に変換します。
人間が分かる言語(C言語やJava等)をコンピュータが理解できる言語(マシン語)へ翻訳するのです。
この翻訳作業を『コンパイル』と呼び、コンパイルをしてくれるのが『コンパイラ』というソフトウェアです。

※説明は省略しますが、コンパイルとは言わず『ビルド』と言うことがあります。厳密にはコンパイルとビルドは違うのですが、会話の中では同じような意味で使う事が多いです。(厳密に区別しないといけない事が滅多に無いだけです)

プログラムに書き間違いがあればコンパイラが『コンパイルできません。○○を間違えています。』みたいなエラーを出してくれます。

このコンパイラが無いと、プログラムを書いたところでコンピュータにプログラムを実行させる事はできません。

compiler

統合開発環境ってなに?

統合開発環境というのはVisualStudio・Eclipseが有名でしょうか。
超簡単に言うと、統合開発環境はファイル・エディタ・コンパイラ・実行ファイル・デバッガを便利にワンタッチで使えるようにするものです。

  1. エディタを起動してプログラムを書く
  2. コマンドプロンプト(or ターミナルウィンドウ)を起動
  3. コマンドプロンプト上でコンパイラ(gccとか)を使ってコンパイル
  4. コンパイルエラー発生
  5. エディタに戻ってプログラムを修正
    場合によってはプログラムファイルが何百本も存在する事がありますので、
      修正するファイルを出してくるまでも大変
  6. コマンドプロンプトに戻ってコンパイル
  7. コンパイルが成功する
  8. 実行ファイルを起動
  9. 動作に間違いがあればデバッガを起動してデバッグ作業
  10. 間違い箇所が分かればエディタに戻ってプログラムを修正
  11. 3番に戻る

っていうのは面倒!ですよね。
あれやこれやと立ち上げて、ウィンドウをアチコチ行き来するのって面倒ですよね。

で、統合開発環境を使えば、あれこれ立ちあげなくてもいいんです。

  1. 統合開発環境内のエディタでプログラムを書く
  2. 統合開発環境内のビルドボタンを押す
  3. 統合開発環境内のコンパイル結果ウィンドウにエラーが表示される
  4. エラーメッセージをダブルクリックすると、指摘箇所がエディタに表示される
    プログラムファイルが何百本あっても該当するファイルが開いてくれる
      もしくは、統合開発環境内にプロジェクトツリーがあるので、
      その中からファイルを選択して開く
  5. 統合開発環境内のエディタでプログラムを修正
  6. 統合開発環境内のコンパイル結果ウィンドウにコンパイル成功と表示される
  7. 統合開発環境内の実行ボタンクリックで実行される
  8. 動作に間違いがあれば、デバッグ実行ボタンをクリックしてデバッグ作業
  9. 間違い箇所が分かれば統合開発環境内のエディタでプログラムを修正
  10. 2番に戻る

統合開発環境だけで操作が完結していることが分かるでしょうか。
統合開発環境によって違う部分はありますが、基本的には上記のような感じで操作します。
便利ですよね。

補足があります。
『統合開発環境さえ入れればコンパイルできる』勘違いしている人がいます。
一般的にはコンパイラがインストールされているディレクトリパスを統合開発環境に設定しておく必要があります。
『統合開発環境以外にコンパイラなんてインストールした記憶ないよ』というような統合開発環境は、自動的にコンパイラをインストールしてくれているはずです。
その場合コンパイラのことは忘れてもいいと思いますが、統合開発環境のどこかにコンパイラをしている設定があるはずなのでそれぐらは見ておくと後々役に立つと思います。(コンパイラだけのVerを確認したい時とかね)

・・・・とここまで書いておいてなんなんですが・・・、

この記事では統合開発環境は一切使いません(笑)

Atomで開発環境を作ろう

開発環境を作るのって結構面倒なんですよね。
慣れれば大したことないでしょうけど、プログラミング初心者にはよく分からないんですよ。
開発環境を作る段階でプログラミングを挫折してしまう人もいます。
それって、プログラミングを始めてないじゃん・・・・・という、非常にもったいないです。

MacやLinuxであればgccがあるので開発環境を整えるのは割りと簡単だろうと思います。
C言語だけではなく他のプログラム言語でもMacやLinuxは開発環境を作りやすいと思います。
でも、Windowsはなんか開発環境を準備しにくい感じがあります。

C言語の場合であればVisualStudioをインストールするのが一番簡単なんでしょうけど、VisualStudioはインストールに時間はかかるわ重たいわでプライベートでは一切使う気はおきませんし、オススメもしません。
むしろ『VisualStudioなんて使うな』と言いたいぐらいです(笑)

※Visual Studio Codeというのがあるんですけどこれは軽いらしいです。まだ使った事無いので分かりませんけど。

で、Atomだと(それなりに)簡単にC言語の開発環境が作れます。

  1. MinGWをインストール
    Windowsの場合、MinGWにgccが含まれている
    Macの場合Xcodeをインストールすればgccがインストールされる
  2. Atomをインストール
  3. Atomのパッケージをインストール
    linter
    linter-gcc
    script(Windowsでは使えない)

という感じです。
Windowsの場合、エディタとコマンドプロンプトの二つを使うのですが、Macの場合はscriptというパッケージを使えばAtomだけで実行までできます。

動画

で、インストール手順とかコンパイル手順は動画で説明していますので、良かったらご覧ください。

参考書籍

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    ABOUTこの記事をかいた人

    Windows/Mac/Linuxを使う現役システムエンジニア&プログラマ。オープン系・組み込み系・制御系・Webシステム系と幅広い案件に携わる。C言語やC#やJava等数多くのコンパイラ言語を経験したが、少し飽きてきたので、最近はRubyやPython、WordPressなどのWeb系を修得中。初心者向けのプログラミング教室も運営中。オンライン・対面・出張等でプログラミングをレッスンします。