こんにちは。kei(@boot_kt)です。
ブログで文章を打つ時や、プログラミングでコードを打つ時、全ての文字を打っていませんか?
打鍵数を減らして入力をラクすれば、単語や文章の入力が劇的に早くなります。
スニペットツールを使うと登録ワードの登録や管理ができますし、クラウド管理できるツールであれば複数のマシンで登録辞書を共有できるのでとても便利ですよ!!
今回はスニペットのアプリであるPhraseExpressについて、インストールと使い方の紹介です。
スニペットについての説明を知りたい方は >> 第1部 からどうぞ
PhraseExpressをインストールして各種設定を知りたい方は >> 第2部 からどうぞ
PhraseExpressのインストールは終わったので使い方を知りたい方は >> 第3部 からどうぞ
本記事に書かれている内容をお試しになる場合は、自己責任で実施してください。
如何なる不具合が生じましても、当方は一切の責任を負いません。
長文のため、折り畳んでおります。
クリックすれば開きます。
第1部:スニペットツール使おうぜ!編 イマココ
第2部:PhraseExpress準備編
第3部:PhraseExpress使用編
第4部:プログラマ的PhraseExpress活用法
スニペットツールを使おう
まず、スニペット(snippet)とは?
英単語の意味としては「切れ端」とか「断片」という意味です。
スニペットツールは、断片(2-3文字程度)を入力するだけで、単語はもちろん文章を入力し終える事ができるものです。
しょっちゅう打つ単語や文章が僅か2-3文字で入力できるなんてラクちんですよね?
スニペットツールで何ができるの?
出来る事 その1:文章を登録して呼び出し
例えば、こんな文章をしょっちゅう打っていたとしましょう。(そんな人居ないと思いますがw)
全部の文字を打つのは 面倒 ですよね。
ましてや、頻繁に打つのは さらに面倒 ですよね。
天下無敵の男だぜ
のび太スネ夫は目じゃないよ
ケンカ スポーツ どんとこい
歌もうまいぜ まかしとけ
おれはジャイアン ガキ大将
町一番の人気者
勉強 宿題 目じゃないよ
気は優しくて力持ち
顔もスタイルも抜群さ
おれはジャイアン ガキ大将
学校一の暴れん坊
ドラもドラミも目じゃないよ
四次元ポケットなくたって
足の長さは負けないぜ
で、スニペットツールを使えばこんな感じになります。
o r e ; と打っています。
最後の ; を打った瞬間に『おれはジャイアン・・・』と置き換わっています。
出来る事 その2:単語を登録して呼び出し
e d ; と入力して『エディタ』という単語に変換しています。
カーソルの位置を指定する事もできます。
h 2 ; と入力しています。
カーソルの位置に注目してね。
h 2 ; と入力した後にそのまま文字を入力できるので、これは地味に便利です。
スニペットツールじゃなくてIMの単語登録でもいいんじゃないの?
と思った人もいるでしょう。
確かに、インプットメソッド(Google日本語入力/MS-IME/ATOK等)の単語登録でやってる人もいるでしょう。
僕も以前はそうしていました。
こんな感じで単語登録していました。
入力文字 | 変換後 |
---|---|
なまえ | (自分のフルネームに変換) |
じゅうしょ | (会社の住所に変換) |
ぶしょ | (所属部署名に変換) |
でんわ | (会社の電話番号に変換) |
おせわ |
お世話になります。 ○○株式会社の○○です。 宜しくお願い致します。 以上
メールのテンプレート的なものはメーラーの機能を使う方が使い易かったりしますけど。
|
もちろんこれでもいいんですけど、IMだと登録した単語を管理しづらいし、マシンを再インストールする時のバックアップとかも面倒です。
そこで、スニペットツールを使うメリットが出てくるのです。
スニペットツールを使うと何がおトクなの?
スニペットツールについては、PhraseExpress以外のアプリについては知りません。
PhraseExpress以外では当てはまらないこともあるかも知れませんので注意してください。
スニペットを使うには、スニペット専門ソフトだけではありません。
以下の3種類があります。
- エディタ等、使用するアプリの機能としてのスニペット
- メリット
-
- 登録操作がカンタン
※と言っても、慣れの問題なので他の方法でも大差無い - 移行機能が付いている
※と言っても、移行機能が無いアプリもあるでしょう - 登録ワードの管理がし易い(はず)
- 登録操作がカンタン
- デメリット
-
- そのアプリ内でしか使えない
※アプリAで登録したスニペットは当然別のアプリBでは使えません
※使いたければ、アプリBでも同じスニペットを登録しなければならない - スニペット機能が無ければ、そもそも使えない
- マシンを変更or新規インスントールの度にスニペット登録が必要
※使用アプリの移行機能の有無に依存する - 複数マシンで共有できない
※使用アプリの共有機能の有無に依存する
- そのアプリ内でしか使えない
- インプットメソッドへの単語登録
- メリット
-
- 登録操作がちょっと面倒
※と言っても、慣れの問題なので他の方法でも大差無い - OS全体で、全てのアプリで使用できる
- スペースキーでの変換操作があるので、変換タイミングが分かりやすい
- 登録操作がちょっと面倒
- デメリット
-
- マシンを変更or新規インスントールの度にスニペット登録が必要
※使用IMの移行機能の有無に依存する - 複数マシンで共有できない
※使用IMの共有機能の有無に依存する - 登録ワードの管理がしにくい
- マシンを変更or新規インスントールの度にスニペット登録が必要
- PhraseExpress等のスニペットツール使用
- メリット
-
- 登録操作が比較的簡単
※と言っても、慣れの問題なので他の方法でも大差無い
※スニペット専用ツールなので、他と比較すると簡単なはず - 移行が簡単
※移行機能の有無に依存するが、基本的には移行機能があるはず - 複数マシンで共有可能
※クラウドでの共有機能を持っている場合に限る - OS全体で、全てのアプリで使用できる
- マクロ的な機能がある
※もちろんアプリによります。 - 登録ワードの管理がし易い
- 登録操作が比較的簡単
- デメリット
-
- 変換操作が無いので、変換タイミングが分かりづらい
※スニペットキーをちょっと考える必要あり - スニペットキーが打たれた瞬間に変換されるため、スニペットキーの文字そのものを入力したい時はちょっとだけ難儀する
- 複数マシンで共有できない
※使用アプリの機能に依存する
- 変換操作が無いので、変換タイミングが分かりづらい
どれを使うにしてもメリット・デメリットがありますし、好みもあるでしょう。
ですが、個人的にはやっぱりスニペットツールが一番メリットが大きいと感じます。
特に 赤字 の部分がメリットとして大きいと考えています。
また、
- 登録は1回限り!
同じ事を何度も登録するなんてやりたくない - イマドキ、複数マシンで共有ぐらいさせてくれぇい!
というのが、僕にとって非常に重要です。
このブログでよく出て来ますが、メンドクサイ というのが僕の口癖です(笑)
僕は基本的には同じことを何度もやる根気が無いダメなヤツです。(これは卑下して言ってるわけじゃないのが、悲しいところですwww)
それに、同じことを何度もやらなくていいからこそのコンピューター だと考えています。
人間がラクできるのがコンピューターの存在理由なのに、何度も登録させるなんて コンピューターの風上にも置けない!
また、スニペットでの変換を使えば
- 打ち間違いによる誤字脱字が無い
- 用語も統一できる
- 大文字・小文字も統一できる
- 半角・全角間違いもなくなる
と、良いトコだらけです(笑)
というような理由で、スニペットツールをオススメしています。
第1部:スニペットツール使おうぜ!編
第2部:PhraseExpress準備編 イマココ
第3部:PhraseExpress使用編
第4部:プログラマ的PhraseExpress活用法
スニペットツールならPhraseExpressがオススメ!
スニペットツールは幾つか出ていますが、僕はPhraseExpressを愛用しています。
幾つか出ていると言いながら、PhraseExpressしか知らないですが、これで充分過ぎるほど充分なので他のスニペットツールを探す必要がなくなっちゃいました。
使い始めてからまだ日は浅いですけど、そろそろPhraseExpress無しでは困りつつあります。
それまではインプットメソッドに単語登録したり、Cliborというクリップボード拡張アプリに単語を登録して使っていましたが、やはりスニペットの方がラクだなと思うようになり、Cliborが担っていた部分をPhraseExpressが担うようになりました。
※Clibor自体はクリップボードの拡張なので使い途がなくなったワケじゃありません。
PhraseExpressの何がいいのか?
- スニペットの登録や管理が簡単で分かりやすい
- カーソルの位置を指定できる
- 日付や時刻を入れられる
- クリップボードと連携できる
- マクロ機能がある
- クラウド管理ができて複数マシンで共有できる
- Windows版だけじゃなく、Mac版もある(Android版・iOS版もあります)
※本稿執筆時点ではWindows版以外はBETA版のようです。
一つ一つの説明はしませんが、どうです? なかなか良さそうな感じがしません?
スニペットだけじゃなく、マクロとかクリップボードとか使えるなんて便利過ぎです!
PhraseExpressのインストール
PhraseExpressのサイトからWindows版をダウンロードします。
僕はPortable版を使いました。
通常版とPortable版の違いは比べていないので分かりませんが、同じはずです。
好みでお使い分けください。
Portable版だとインストール作業は特に無いです。
- 好きな場所に解凍(展開)するs
これだけです。
基本的にはこれだけですぐ使えますが、次項からの設定をしておく事をオススメします。
PhraseExpressの設定
設定画面を覚えておこう
画面の出し方を覚えておいてください。
Edit phrases画面
画面の出し方
Settings画面
各種設定をする画面です。
出し方は2つあります。
画面の出し方1
Windows起動時にスタートアップ
Windowsが起動すると同時にPhraseExpressが起動するようにしておきましょう。
Settings画面の左メニューの Options → Startup をチェックONにしましょう。
スタートメニュー → すべてのメニュー → スタートアップ にショートカットが入ります。
PhraseExpressのショートカット
とまぁ、【設定画面を覚えておこう】 で画面の出し方を書いたんですけど、実際にはショートカットキーで出したいですよね。
マウス操作は面倒ですよね。
ってことで、ショートカットキーの設定をしておきましょう。
ショートカットキーの設定画面は、
Settings画面の左メニューの Options → Hotkeys
で表示されます。
- Create a new phrase
スニペットキーをすぐに登録するためのもの
※個人的には、毎回Edit phrases画面を出して登録しているので、このショートカットキーを使っていません - Edit the last used phrase
Edit phrases画面を開くものと思ってください
これは多用しますので、押しやすいショートカットキーがいいでしょう - Open PhraseExpress settings window
Settings画面を開くものです - Temporarily enable/disable PhraseExpress
PhraseExpressを一時的に無効化(と無効化の解除)するものです。
スニペット変換されると困る事がある場合に使用します。
トレイタスクのアイコンを Ctrl + 左クリック でもできます。
僕は無効化することが無いため使っていません。 - Open tray popup menu
トレイアイコンでメニューが出て来て、登録しているスニペットを選択できます。
僕は使っていません。
クラウドで共有するために以下の設定
さて、、、、たった1台のマシンでPhraseExpressを使うなら何の苦労もしません。
複数マシンで共有する者だけが、今の時代のビッグウェーブに乗る資格があるのです!!(笑)
ってことで、クラウド共有の設定方法です。
1.Backup
この設定は辞書ファイル(pxpファイル)のバックアップファイルの取り方の話ですので、クラウドで辞書を共有するものではありません。
ですが、辞書がなくなるとエラいこっちゃってなるので、バックアップは取るようにしましょう。
バックアップファイルを保存するパスを設定します。
指定したパスにPhraseExpressBackupというフォルダができます。
PhraseExpressBackupの中に *.pxp.bak というファイルが沢山できていきます。
2.Phrase file synchronization
Synchronize remote phrase file changes automatically のチェックをONにしてください。
正直言うと、この設定の効果はあまり検証できていません。
次項の【3.辞書ファイルの共有のための準備】を設定しておけば、これは不要なんじゃないかと思っていたりします。
3.辞書ファイルの共有のための準備
3-1.1台目のマシンでpxpファイルをクラウドに保存
3-2.2台目のマシンでpxpファイルを読み込み
先ほどクラウドに保存したpxpファイルを読み込みます。
- Edit phrases画面を出します。(自分で登録したスニペットが表示されているはず)
- メニューのFile → Open → Local phrae file
- クラウドと連携しているフォルダを指定してpxpファイルを読み込み
3.使う!
- 1台目 or 2台目のマシンでスニペット登録する
- しばらくしたら、もう片方のマシンのPhraseExpressにもスニペットが反映されます
PhraseExpressのスニペット登録方法
- Edit phrases画面を表示
- 保存したいフォルダを選択して左のメニューの下の方にある New Phrase をクリック
※New Folder でフォルダができます。種類ごとにフォルダで分けていると使いやすいです。 - Phrase content
右側に登録画面が表示されますので、ここに変換したいワードを登録します。
- Description
ただの名前です。お好きに付けてください。 - Autotext
これがスニペットキーです。
お好きなスニペットキーを設定してください。
ここで設定したスニペットキーを打てば、Phrase content に変換されます。s
他のスニペットキーと重複しないようにしましょう。
重複してもいいですが、その場合変換時に選択メニューがでるのでめんどくさくなります。
Autotextの右側にある選択肢は Execute immediately を選択しています。
Autotextのワードが入力されたら、『immediately(すぐに) Execute(変換する)』という意味です。これが一番使い良いかと思います。僕はこれだけを使っています。
『Execute after default delimiter』は Autotextのワード入力 + Enter で変換されるようです。
他にも選択肢がありますが、使っていないので分かりません。
お好みで試してみてください。 - Hotkey
僕は使っていません。
スニペットキー(Autotext)を打たずとも、設定したHotkeyを押せば Phrase contet が入力されます。
使いようによっては便利です。
改行について
Phrase content に単語とか一行で表示できる文言ならすぐに問題なく使えますが、2行にも3行にもなる言葉の場合、スニペットキーを打っても、2行目以降が表示されない事があります。
その場合、以下のようにしてください。
よく分からないなら、毎回リッチテキストへConvertしておいても良いと思います。
※たまにConvertできない事があるみたいですが、気にしないでいいです。
とは言え、Convertしていない方が変換は少しですが速いようです。
Convertせずに問題なく変換できるなら、Convertはしなくてよいでしょう。
僕は毎回リッチテキストへ変換かけています。
変換が少し遅いのはしょうがないと諦めています。
理由ですが、
- 全角入力しても半角状態で変換されるから
です。
日本語打ってる最中に全角/半角を切り替えるのが面倒なので、この状態の方が好みなのです。
文字化けについて
これは未解決なんですが、たまに意味の分からない文字化けを起こすことがあります。
例えばですが、
『お世話になっております。』
↓
『お世話になってお䖁ます。』
とかになってしまいます。
どうしても直りません。
Convert to Rich Text format を外していれば文字化けしなくなる事がありますが、Convert to Rich Text format が必要な時もあって、その時の文字化けは諦めて違う言葉遣いにする方が良いです。
Expand macro functions を外せばいいという情報もあるのですが、今ひとつ上手くいってません。
第1部:スニペットツール使おうぜ!編
第2部:PhraseExpress準備編
第3部:PhraseExpress使用編 イマココ
第4部:プログラマ的PhraseExpress活用法
PhraseExpressのこれを使うと便利
PhraseExpressは多くの機能を持っており、その全てをご紹介することはできません。
僕が普段使っている機能を紹介したいと思います。
1.単語入力でラクしよう!
僕の場合、以下の単語をよく打ちます
- プログラミング
- WordPress
- エディタ
- 秀丸エディタ
- サクラエディタ
- Emacs
- ブログ
- Winodows
- PhraseExpress
- https://gabekore.org/
- スニペット
これらを、以下のように登録してあります。
スニペット | 登録語 |
---|---|
pu; | プログラミング |
wo; | WordPress |
ed; | エディタ |
hide; | 秀丸エディタ |
saku; | サクラエディタ |
em; | Emacs |
buro; | ブログ |
wi; | Windows |
phrase; | PhraseExpress |
ga; | https://gabekore.org/ |
suni; | スニペット |
各スニペットの最後に ; を付与しています。
これは、スニペット確定を意味するため に個人的に付けています。
僕はC言語プログラマですので、最後に ; を付けるのはリズムとして心地良いのです。
個人的ルールで、スニペット確定文字を以下のように決めています。
確定文字 | 意味 |
---|---|
; | 通常はこれ。あまり意味は無い。 |
] | WordPressのショートコード |
/ | HTMLタグの閉じタグ |
これから必要に応じて増やしていけばいいと思います。
確定文字を決めておくことで、スニペットキーが重複する確率が減りますし、覚えやすいかもしれません。
で、こんな感じで単語変換できます。
- p u ; + Enter
- w o ; + Enter
- e d ; + Enter
- h i d e ; + Enter
- s a k u ; + Enter
- e m ; + Enter
- b u r o ; + Enter
- w i ; + Enter
- p h r a s e ; + Enter
- g a ; + Enter
- s u n i ; + Enter
と打っており、どんどん変換されているのがお分かりになるかと思います。
ちなみに、プロブロガーのヨスさんも同じように ; を付与されていらっしゃるようです。
僕がPhraseExpressをインストールする際に読ませていただきましたので、僕がパクってると言えばパクりです(笑)
分かり易いし、便利な使い方も書かれていて、オススメ記事です。
2.文章入力でラクしよう!
毎回毎回同じ文章を打つことってありますよね。
特にメール。
メールで忘れがちなのが、本文中に書く 送り先の方の名前。
『様』をつけ忘れたりとか。
そういうのを入れない会社もありますけど、入れることが多いかと思います。
それの是非についてはここでは言及しません。
- m a i l ; と打っています。
- 最初、送信日時が出ます。
- その次に name というダイアログが出て来ます。
- そのダイアログに名前を入れます。
- その名前を使ってメールの文面が出て来ます。
名前もちゃんと入ってますし、『様』を忘れる事も無いですし、現在日時も入ってますし(普通のメールに入れることは無いでしょうけど)。
これは良い例では無いですけど、うまく使えばもっともっと便利になりますよ。
こんな感じで登録します。
で、こんな事書いておいてなんなんですけど・・・
原因は分かりませんが、この機能を使うPhraseExpressが異常終了したり文字化けしたりするので、個人的には長文や過度なマクロは使わないようにしています。
3.HTMLタグ/ショートコード入力でラクしよう!
ブログを書く時でもある程度タグを打ちますよね。
例えば <h2> とか、<h3> とか。
<ol> とか、や <ul> とかも使いますよね。
HTMLタブは開きタグ・閉じタグ・単一タグと種類があって、案外メンドクサイ。
WordPressを使っているならショートコードも打つでしょう。
で、こんな風に書いておくと良いです。(お好きなパターンを使えば良いでしょう)
パターン1:カーソルの位置を指定編
タグを打ってから文字を入力する人にオススメ
h 2 ; と打った瞬間に <h2></h2> と変換されるのですが、カーソルが真ん中に来ていることが分かるでしょうか?
つまり、
h 2 ; → (変換) → そのまま文字を打ち続けられる
となります。
パターン2:キーの操作を指定編
文字を書いてからHTMLタグを入力する人にオススメ
まず、『あいうえお』 と先に書きました。
その後でパターン1と同じように h 2 ; と打って変換されます。
パターン1と違うのは、行頭に <h2>、行末に </h2> が入力されています。
これって便利と思いませんか?
文字を書いてから
『あっ、タグを先頭と最後に付けなきゃ!』
って思うことが多くないですか?
そういう方にはこのパターンがおすすめです。
メニューの
Macro → Simulate keypress → More… → Simulate key press画面 → Function key:
にて入力キーを選択します。
パターン3:クリップボードから貼り付け編
文字を書いてからHTMLタグを入力するけど、Home End 等のキー操作を考えるのが面倒な人にオススメ
まず、『あいうえお』 と先に書きました。(これはパターン2と同じ)
それに加えて、『あいうえお』 を選択し切り取っています。
そのあとで、 h 2 ; と打って変換されています。
真ん中にペーストされたのが分かるでしょうか?
メニューの
Macro → Clipboard → Paste/copy from/to clipboard → Clipboard画面 → Paste
を選択します。
HTMLタグを頻繁に打つなら、HTMLタグを打ちやすいエディタ(Atom等)とかEmmetの表記法とかを使う方がいいと思います。
4.キー操作を意識してラクしよう!
【パターン2:キーの操作を指定編】とカブりますが、キーの操作を色々と使うと便利になります。
例えば、<ol> タグの中の <li> ですが、タグより項目を書いてしまって、タグを当て込むのが面倒って事ないですか?
本当は、
<li>あいうえお</li>
<li>かきくけこ</li>
<li>さしすせそ</li>
<li>たちつてと</li>
<li>なにぬねの</li>
</ol>
と打ちたいけど、
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
と打っちゃって、前後に <li> </li> を付けるのが面倒だなぁ・・・なんてことありませんか?
そんなとき、こんな事ができたら嬉しくないですか?
o l 2 ; と打っただけです。
それであとはカーソルが勝手に動いてタグを入れてくれるんですから、結構便利ですよね。
スニペット登録はこんな風に書きましょう
メニューの
Macro → Simulate keypress → More… → Simulate key press画面 → Function key:
にて入力キーを選択します。
5.日付入力でラクしよう!
今日の日付や、現在時刻を入力したいことがあるでしょう。
t o d a y ; と打っています。
曜日を出すこともできますし、カレンダーで選択することもできます。
日付の表示形式を設定することもできます。
文章の中の一部分として、同時に日時を入れておくと便利かと思います。
6.一つ一つスニペットキーを決めるのが面倒なら、フォルダ管理で選択式にしよう!
スニペットキーを決めるのは大変ですし、カブる事も多々あります。
覚えるのも大変ですし。
忘れることもあります。
フォルダにスニペットキーを設定しておけば、そのフォルダに入っているPhraseが選択できるようになります。
PhraseExpressはクラウドで共有しろ!!!
スニペットを使うだけなら、何を使ってもいいんですけど、PhraseExpressは辞書(と言うのかな?登録スニペットを保存したファイルのこと)をクラウドに入れておくことができます。
クラウドに保存する事ができるってことは、複数マシンで使えるということです。
と言うことはですよ、1回設定したら、他のマシンでも同じように使えるんですよ!!!
最近は一人で複数台のマシンを使うことは何も珍しくありません。
ごく普通の人でも、(使用頻度は別として)パソコン・スマホと両方使っている人はなんら珍しくありません。
PhraseExpressは無料で使えるよ
もっともっと機能を使いたい場合は有料版使ってください。
個人使用なら無料版でいいけど、会社のお仕事で使う場合は有料版を買わないとだめです。
僕は個人使用なので無料で使わせて頂いております。
トラブルについて
PhraseExpressを使っててちょっと残念だなと思うのが、安定性です。
普通に使う分には特に問題は出ませんが、たまぁ~に異常終了することがあるんですよね。
まぁ、落ちそうな操作は大体分かるので避けるようにしますけど、今後のVerUPに期待です。
あとは 文字化けですかね。
避ける方法が無いワケでは無いですけど、なかなか面倒ですね。
第1部:スニペットツール使おうぜ!編
第2部:PhraseExpress準備編
第3部:PhraseExpress使用編
第4部:プログラマ的PhraseExpress活用法 イマココ
プログラミングの貯蔵庫として役立てよう!
プログラミングの雛形とかをPhraseExpressに登録しておくといいです。
雛形集みたいな感じのフォルダを作っておき、そこに溜めておくと良いでしょう。
スニペットキーを決めなくても、フォルダにだけスニペットキーを決めておけば、必要なときに一覧で選ぶ事ができます。
登録するものは何でもいいですけど、例えばこんな感じですかね。
- ファイルのOpen/Read/Write/Close
- SQLのCRUDの基本形
- たまに使うけどいつも思い出すのに苦労する正規表現
- switch命令の基本形
- クラスを作る時の基本形
- 乱数のテンプレート(乱数の種の渡し方とか)
登録していくのは面倒ですけど、ある程度登録数が溜まってしまえば、後はめちゃくちゃラクですよ。
思い出す必要がなくなりますからね。
日付の取得
あまりプログラミング的な感じじゃないですけど・・・・
プログラマなら日付毎にバックアップを取るのに、フォルダ名やファイル名に日付を入れていませんか?
そういう時にこんな感じでスラッシュ抜きの日付が出ると嬉しかったりしないでしょうか。
まとめ
PhraseExpressはスニペットツールというより、テキストを扱うマクロツールと言ってしまった方が良いような気もします。
機能は豊富ですし、使い込めば込むほど便利さが増して、作業効率がどんどん上がって行くでしょう。
こんな便利なツールを使わないなんてモッタイナイです。
スニペットを活用すると、文字入力が本当に速くなると思います。
プログラミングも文字ですから、よく使う命令は登録しておくとかなりスピードアップできるでしょう。
その上しょーもないスペルミスもなくなりますから、使わないと損ですよ。
かなりオススメのツールです!!
PhraseExpressの情報はまだまだ少ないと思いますが、↓こちらの記事が非常に参考になります。
PhraseExpressをインストールして使い始めて、複数行の出力できないというトラブルがあって、その時ググって、このブログを見つけました。
その時は僕の欲しい情報はなくてそんなに読まずにその時は終わりました。
※解決策は別のブログで見つけました。
で、PhraseExpressの機能自体は自分でいじりながら覚えている最中なんですけど、この記事を書くときにプロブロガーのヨスさんの記事は読まないようにしていました。
見るとパクっちゃうかも知れないので(笑)
でもまぁ、この記事書いてると、『似たような内容になってないだろうか? パクリになってないだろうか?』と思って関連記事も含めて読んでみたんですね。
うわぁ~、書いてる(or 書こうとしている)内容は似てる・・・
けど・・・、僕が知らないこともあるし、使い方の内容も分り易くて実践的で、記事の品質はヨスさんの方が断然上。
ってことで、パクリみたいになりそうだったので、当初の予定から内容を少しだけ変えました。(笑)
参考にさせて頂いたのは確かですので、多少似通っている部分はあるでしょう。
同じソフトの話ですし、書いてる内容は全て自分で設定して動きを確認した上で書いてるので、ある程度は勘弁してくださいね。