Excel方眼紙公開討論会 presented by Forguncyで使用した資料置いときます

2017年9月30日(土)、
Excel方眼紙公開討論会 presented by Forguncy
という会に登壇しました。

その時のスライド(の最終稿)と内容をここに出しておきます。

登壇時に実際に使用したスライドは、当日の手違いでこれより古いものを使いました(笑)

当日喋った内容と、話したかった内容を書いておきます。

 

 

 

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まさか本当にこんな討論会をするとは思いませんでした!?
最初にこのお話を頂いた時、絶対実現しないと思っていました

しかも、素晴らしい方が並んでいらっしゃいます

大学教授の上原先生、Office TANAKAの田中さん、2014窓の杜大賞渡辺さん

Office TANAKAの田中さんなんてVBA書く人で知らない人はいないであろう、あのOffice TANAKAの田中さんです

で、私、長岡と申します・・・
ってお前誰やねん!?って思ってますよね?

あの、「お前誰やねん」と思ってらっしゃる方は手を上げてもらっていいですか?


長岡と申します
ただのプログラマです
cとかjavaとか、.NETとか色々とやってます


こんなブログとかホムペ持ってます
ぜひ見てください

私はそのへんのありふれたプログラマです
では、なぜ、ここに立たせて頂いているかと言いいますと・・・


ブログでこういう記事を書きまして、この記事を書いたのは2016年の6月です
国会でExcel方眼紙が取り上げられる前ですね

で、これがグレープシティさんの目に入って、ここでお話する機会を得ました

決して、Excelの専門家じゃありませんし、VBAの専門家でもありません
もちろんExcel方眼紙の専門家でもありません

こんなブログ書いておいてなんなんですけど、、、、良くも悪くもそんなにExcel方眼紙に思い入れは無いです

Excel方眼紙に対する私の立ち位置を先に言っておきましょう


正直に言います
一応、賛成派です

今日は、大体6:4ぐらいで完全反対派以外の方のほうが多いとのことでビックリです
まぁ、完全に否定してるわけじゃないだけで、賛成しているとは限らないですけど

参加者募集する前は、全員が完全反対派だけになって、私一人が完全アウェイになって刺されるんちゃうんか?と心配していました
なので私も完全反対派って言っとこうかな?ぐらいビビってましたけど(笑)、それなりに賛成という人もいるかと思うので安心です

ってことで、賛成派ということを正直に言っておきますね(笑)

まぁ、何が何でもExcel方眼紙を使いまくりましょうっていうのではなくて、


何でも使います
ワードでもCSVでも
ノーマルExcelというもあれですけど、

その時々で最適と思うものを使います

と言うか、こだわりはないです

ドキュメントを作る上でExcelだったりExcel方眼紙は好きは好きですけど、最適と思うものから選択します

Wordも別に嫌いじゃないですし、むしろ好きだったりしますよ


ここから本題なんですけども、

Excel方眼紙は素晴らしい!とか悪だ!とか言うつもりはないですし、誰かのご意見を否定する気持ちも一切ありません

また、Excel方眼紙にまつわる全ての事を話しているつもりもありません
「こんなパターンの場合、お前の言ってること合わないぞ!」という内容もあるでしょう

100%完璧に全てをお話するなんて不可能ですので、あくまでも私が見た範囲内の内容ということをご了承ください

この後ディスカッションがありますが、それへの導入と言うか討論のネタになればいいかなと思っています

Excel方眼紙を使いこなすテクニックとか、完全反対派の意見を論破しようとか、そういうのは全くないです

あと、簡単なエクセルVBAが出て来るんですけど、、、VBAは勉強したことあって簡単な初歩の初歩ぐらいなら分かるよーって方、手を上げて頂いていいですか?


内容はこんな感じになります

前半はアンケート結果の内容と記事に頂いたコメントを見て頂きます
後半はExcel方眼紙に対する私の考え方を少しだけお話しさせて頂きます



2017年7月から9月中旬まで、Excel方眼紙についてのアンケートを取りましたところ、150名以上の方々にご回答頂けました

ご回答くださいました皆様ありがとうございました

一人で何回でも回答しようと思えばできますので、正確性には欠けます

ですので、あくまでも参考として見て頂ければと思います


設問内容はこの通りです

まずは賛成か反対かを問います
あえて中立派の選択肢は置きませんでした
賛成なのか反対なのかどちらかを選択して戴きました


反対派の方への質問がこの通りです


賛成派の方へも似たような質問をしています


設問内容は以上です


一番肝心な賛成なのか反対なのかの割合ですが、赤色と青色の反対派が当然のごとく半分以上です
あえて中立派という選択肢は設定していませんので、反対派か賛成派のどちらかに割り振られます

3割以上は賛成派の方がいらっしゃいます
意外と多いなという感想です


生産性についてなんですが、これは意外でした
下がると答えた方が半分程度なんですね

超以外な結果です


生産性を賛成派だけで見るとこんな感じです

まぁ、下がると答える人がゼロで、特に意外でもなんでもないです


で、反対派の方違の生産性のご回答を見ると意外だったんですけど、、、、
「上がる」という回答はおそらく選択ミスだろうと思うのですが、変わらないというご回答が14人

変わらないならなんで反対してるんだろ?と思うんですけど、、、
全員が「下がる」と回答されると思っていましたので、意外です


反対派の方々の意見をザクッと挙げるとこんな感じです

同意できないご意見もありますけど、割りと同意できるご意見も多かったです


嫌いな理由をワードクラウドで見るとこうですね
結合セルとか、見づらいとか、手間とか、面倒とか、ですね
集計できないとか、再利用できないとかも出てきますね

このワードクラウドには出なかったですけど、1文字1セルという意見も幾つかありました


嫌いな理由以外のご回答も見ていただきたいのですが、時間がありませんので主だったものを取り上げます

嫌いな理由とよく似ていますね

方眼紙にすることにより手計算になってしまうとか、目次ができないとか・・・・・・

太字のご意見が多かったです


賛成派の方々のご意見はこんな感じです

面白いなと思うのはレイアウトですね
反対派の方の嫌いな理由にはレイアウトしにくいというご意見が多かったんですが、賛成派はし易いというご意見が多いです


賛成派の好きな理由のワードクラウドはこうですね
レイアウトという単語がでーーーーんと出ています
これはレイアウトし易いという意見が多いです
手っ取り早いとか

同じ方眼紙なのに、見えてる景色が違うというのが面白いですね


好きな理由以外のご回答も見ていただきたいのですが、時間がありませんので主だったものを取り上げます

好きな理由とよく似ていますね

レイアウトがラクという意見がやはり多いです
VBAやワークシート関数で楽できるというご意見もあります

右側の2つは方眼紙というよりExcelの弱点として、こういうご意見もありました


ありがたいことにですね、、、、


先程のこのブログにコメントを幾つも頂いています
そちらも見てみましょう

その前に、このブログの記事読んだことあるよーって方、手を上げて戴いてもいいですか?

ありがとうございます


まず、ブログの内容はどういうものか見てください

Excel方眼紙悪人説を私が探しましたらこれらの内容が出てきました
他にもあるでしょうけど、全部に言及するのは大変なので、とりあえずブログで私が言及したのはこれだけです

これらに対して、私が納得できない内容をブログに書きました

詳しくはブログを読んで頂ければと思います


コメントについては、アンケートの反対派の方々の内容とよく似ています
結合セル、印刷、罫線使い過ぎ、ページ番号の管理、データを抜き出せないなどなど・・・

エクセル方眼紙が嫌われる大きな要因はこの辺りにあるのでしょう

—-

ちなみに比較できないというご意見があるんですけど、一応できることはできます


文字とVBAマクロだけの比較ですし、オートシェイプの位置とか形とかは比較できないですけど、一応は使えます
仕事で実用的に使えるかと言うと、ちょっと無理かなぁっていう感じですけど、まぁできないことは無い程度のレベルです

これ以外にもExcelファイルを比較するツールはありますので、比較できないわけではありません

比較して相違セルに色を付けるというマクロを組むこともできます


コメントの中で気になったものが2つあります
その2つを見ていただこうと思います

まずひとつ目です

物理的に入らないのですから、これは方眼紙どころかExcelだろうがWordだろうが関係なく、使い方が悪い例です

上層部が何も考えずにこういう書類を良しとしてしまうから現場が困らされてしまうのでしょう

と言うか、何も考えなくてもこういう書類はダメだと思うんですけどね、もう物理的に入らないのですから

コメント主の方も

『ま、これもエクセル方眼が本質の問題ではなく日本社会の書類体質の問題なんだろうけど・・』

と書いてらっしゃいますね


2つ目です

本当にExcel方眼紙でなければいけないのか?
Wordとか他のツールではダメなのか?
もっと早く簡単に作る方法は無いのか?

というのは、現実の規則や役所の現場を知らないので私ではなんとも言えませんが、
エクセル方眼紙で作るのが早いと判断してからそうしている実態もあるわけです

エクセル方眼紙を憎むというより、エクセル方眼紙を使わざるをえない状況を憎むべきなのでは?と考えます


アンケートとコメント双方から色々なご意見を頂いて思ったのですが、


・・・のではないでしょうか


この記事を書いた時は思いませんでしたが、反対派の方々からコメントやアンケートをたくさん頂いてそれぞれちゃんと読ませてもらって、自分の中で消化しようと考え続けた中で、、、、


賛成派と反対派の
見ているExcel方眼紙が
違う
と思うようになりました


こんな感じかなと

左方向が不便な使い方、右方向が便利な使い方、下方向は方眼紙と見てください
左側の赤い丸が反対派の方々が見ている景色、右側の青い丸が賛成派の方々が見ている景色かなと

まぁ、反対派の方からしたら、方眼紙で「便利な使い方」なんかねぇーーよ!!!って感じでしょうけど、
私の感じた事ということで見てください

あと丸の大きさは別に意味は無いので、「オレの見ている範囲はそんな狭く無いぞ!」という感じで怒らないでくださいね
丸の大きさは視野を表しているワケじゃなくて、この辺かなというのを表しているだけですので、細かく受け取らないでくださいね

ってなワケで


こうなるかなと考えます

もちろんネ申エクセルの中は方眼紙は含んでいますし、その率も高いと思います

ですが、ネ申エクセルが問題なのは、方眼紙ではなくて、コンピューターの利点を使わず紙の印刷+手書きのみに視点を置いたものかなと考えます


ってなワケで、前提の方眼紙が違っているので、これまでは話が噛み合ってこなかったのではないかと考えます

今日の討論会でその辺の意識合わせができればいいなぁと思っています


また、アンケートとブログへのコメントを読ませて頂いて、

反対派の方々のご意見をよく考えると

この3つの問題に分類されるかと思います

•Excelの問題
•使い方の問題
•方眼紙の問題


分類するとこういう感じになると考えています
そんな厳密に分けているわけじゃないですし、もちろん人によって感じ方が違うでしょうが、私はこう考えていますよという感じで見てくださいね

1番ですが、印刷の出来上がりがおかしいとか、ページ番号とか章番号とか、そもそもExcelに無かったり弱かったりする部分です
方眼紙は関係ないと思うんです

2番の使い方の問題ですが、
方眼紙にしても集計はできると言うもののやりづらいのは理解できます、
データベース的に使えないというのは、そらそうでしょうとしか思えないです
どうして方眼紙にそんな事を期待するの?と思いますし、データベース的に使うなら方眼紙にしちゃダメですね

集計できないという理由の中に、全角数字で書いている・単位を手入力しているというご意見もありました

それも方眼紙関係なく、使い方が悪いのではないでしょうか?

1セル1文字は論外です

方眼紙にするからこそ便利になる部分がありますけど、逆に方眼紙にすると不便になる部分もあります
そこを考えずに方眼紙にしちゃダメです
これは方眼紙が悪いのではなく、作る人間が悪いのではないでしょうか?

3番は方眼紙を使うと発生し易い問題ですね

1番と2番と3番全てをひっくるめたものが所謂ネ申エクセルだと考えます

私は方眼紙エクセル賛成派であって、ネ申エクセル賛成派ではありません

しかし、一般的にはネ申エクセルと方眼紙エクセルを同一のものとして呼ばれています
なおかつネ申エクセルは方眼紙率が高いのも確かです

ってことで、ネ申エクセル=方眼紙と認知され、方眼紙であるだけで嫌悪されるようになったのではないかと考えます

方眼紙云々を抜きにして、便利に使わない事が問題の本質なのではないでしょうか?

 

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では、具体的なエクセルを見てみましょう


まず、反対派の方が言及しているのはこういう形でしょう

自分でこういうのを作ろうと思いましたが、面倒すぎて挫折しました
この討論会の告知ページで使われている画像を拝借しました

セルの横幅も縦幅も統一されていないので、さすがに方眼紙賛成派の私もこれはやらないです
まぁ、仕事でこんな細かい書類を作ることは無いんですけど、作るとしたらWordを使うかな?
でもWordでも超めんどくさそうですけど(笑)

自分が作るなら項目減らすようにしたいですね

ただ、これはまだかわいい方なのかなと思います


こんな感じで1文字1セル、なおかつ結合セルを使いまくっているので、テキストからコピペは面倒だし、やってられるかーーー!!っていう話ですよね

これ自体は私も反対です
反対と言うより、ただただ単純に使いづらいですよねって話です

というか、1セル1文字とか思いつきもしません

ここにいらっしゃる全員の方が、ダメだこりゃ!って思いますよね?
ちなみに、1文字1セルが大好きだー!って方いらっしゃいますか?

居たとしても手を上げにくいですね
手を上げてたら、この討論会の後で襲われかねませんね(笑)

こんなの作るのも書くのも面倒でしかないじゃないですか、こんな事は、初心者ほどやらないと思っていましたけど、アンケートでは結構できてきたので、多く使われているようですね

そらダメですよね


ちなみに、1文字1セルで困っている方は、こんな方法もあります


テキストからコピーするんですけど、結合しているセルの数ごとに文字間を開けて、今回はVBAでやってます、
これをコピーして、数式で貼り付けると、結合セルでもコピペできます

値コピーを使う方が多いかも知れませんが、それだと貼り付けできません
数式コピーを使うと貼り付けられます
あと、貼り付け範囲を正しく選択する必要があります

と言っても、

メンドクサイのはメンドクサイですし、もしも結合セルそれぞれのセルの数が違うとこの技は使いづらいです
なので、決してこの方法をオススメしているわけではありません

これでもメンドクサイのは間違いないので、こんなことをやらなきゃいけないドキュメントはダメですよ

あくまでも、1文字1セルに困らされている方が少しでもラクになればと思ってご紹介させて頂きました


ちなみに、文字間を開けるボタンに書いたVBAもわずかこれだけですので別に難しいことをやっていません

VBAが分からない方はちんぷんかんぷんかもしれませんが、少しでもVBAを勉強された方であればすぐに分かるような内容です


まぁ、これはエクセルの悪い使い方の中でもまだ可愛い方のやつですね

文章をがっつり書いてます

なぜエクセルを使ってるの?

と思うのですが、年配の方になればなるほどこれが多いですね

自力で折り返す必要があるので、エクセルで文章を書く理由が無いですね

せめて結合セルを使えばいいと思うんですけど、かと言って、これだけの文章量を結合セルの中に入れられても困るし・・・

って言うか、書く方も大変でしょう

その前に、これをメールに添付するなら、メールに書けばいいのにって話ですね

この例はExcel方眼紙にしてないですけど、エクセル方眼紙にすると字下げが自由にできて、行頭を揃えやすいので方眼紙にするケースも多いですね

この場合、WORDを使っていたとしても、メールに添付するならメールに直接書けば?って思いますね


これは方眼紙ってワケじゃないですけど、、、、これをパッと見て何がおかしいか分かりますか?
今回の討論会にあたり色々調べ物していたらネットで見つけました

—-

左側は7個の枠があって、右側は6個の枠があります
枠線を表示してみましょう

この網掛けみたいなのが行を小さくしてるんですね

これはひどい、さすがに酷すぎる
っていうかこんなの思いつくなんて天才ですよ(笑)
こんな使い方思いつきませんし、手書きで表を作るとしてもこんなの思いついたことないです

どんな書類を作ろうとしてこうやったのかは分かりませんが、こういうのも神エクセルの一種なのかなと思います

まぁ、そら、こういうのはダメっすね


では、肯定派・・・・と言うか、私が見ている方眼紙はこんな形です

基本的に仕事や私生活で、申請書のような書類を作ることはありません
あるとしたら私生活での委任状ぐらいかなと思いますけど、ネットでテンプレート探す方が早いので、まぁ作らないですね


作るとしたらこういう形のものばかりです

データベースを使う人なら分かるかと思いますが、これはデータベースのテーブル定義書です

色々な項目があるので、方眼紙にせず作るのはちょっと無理があります
幅の広さがまちまちですから、方眼紙以外では私はちょっと作れないかなと思います

方眼紙にせずとも作れるっちゃぁ作れますけど、見た目が恐ろしく見づらいですし使いづらいです

方眼紙の代わりにWORDやイラレやマークダウンを使えというご意見があるんですけど、テーブル定義書はVBAを使って全シートからSQL文を生成するので、他のツールを使うのは無理だと思います

できたとしても、エクセルマクロですんなり作れるのにエクセル以外を使う理由がありません

ちなみにですけど、
下半分は結合セルを使ってはいるんですけど、幅は一定にしてありますし、そこまでややこしい書き方はしていないのでメンテは特に面倒では無いです
上半分は結合セルを使っていません
結合セルを使うと面倒なことが起こりやすいので、意図して使っていません

上半分は現状は5行ですけど、行追加することを想定して作っています

補足
これを見て、Excelに設計情報を書くなというご批判を頂くのですが、そのご批判内容自体はいいのですが、それは「Excel方眼紙が悪な理由とは無関係」です

ここでは別にテーブル定義書でなくてもいいです

セル結合を使う場所であるとか、間隔であるとか、そういった部分を示すためのサンプルとして出しています


タイトルには方眼紙と書いていますが、方眼紙云々は抜きにして私が考えるExcelファイルを作る場合の条件です、


1番、

便利に使えること
これに尽きます

これが無いなら方眼紙はもちろんExcelも使っちゃダメです
便利じゃないなら、Wordでもなんでも使う意味は無いですね

おそらく、ここにいらっしゃる反対派賛成派全ての皆様に、これには賛同してもらえるかと思います

—-

2番、

結合セルは確かに面倒です

と言いながら私はちょくちょく使いますけど、、、結合セルだとあとあと問題が出そうだなぁと感じたら結合セルは使いません
この辺は経験とか慣れとかの問題なので明確な基準はないですけど・・・・
まぁ、あまり使わない方が良いでしょう

—-

3番、

基本的に、データベース的に使いたいとか、データを使いまわしたいというときは、方眼紙にはしません

そもそも方眼紙にする理由が無いので

データベース的に使いたいとか、データを使いまわしたいというのがあるならば、CSV等のテキストファイルに落とせるかどうか、ということを基準にしています
なんでもかんでも方眼紙にするなんて事はしません

方眼紙は好きは好きですけど、当然ながらなんでもできる完璧なフォーマットではありません
Excel自身の得手不得手、方眼紙の得手不得手がありますから、便利になる場面のみ使います
それはWordとか他のツールでも考え方は同じです

また、データを使いまわすというか、VBAから読み出すのであれば、セル幅とか結合のためのセルの数を一定にしたりします

—-

4番と5番は似たような物ですけど、、、

絶対にきれいな印刷物が必要とか、修正履歴を書くのでページ番号や章番号とかがかなり重要ということがあるのであれば、ワープロソフト使うのが絶対にいいです!!!

WORDなら簡単に目次作れますし、ページの増減があってもすぐに目次更新できます
索引も作れますしね

この4番と5番はExcelの弱い部分なので、完璧を求めるのは無意味、というか間違いだと思います


コンピューターなんてラクになるために使うものです
しんどい思いをして使うものではないです

やっぱりラクをするべきです

Excelを方眼紙にして使うには、ちょっとしたスキルなりテクニックなり工夫なりが必要になるかなぁと思います

周囲が困るような作りにしない、という配慮や工夫やスキルが無いと方眼紙を使いこなすのは難しいのかなと思います

WordのスキルとExcelのスキルはどっちが上とかではなく、
種類が違うと思いますが、
Excelの方がややしいと言うか、考慮すべき点が多いように思います

Excelのメリット、デメリットをきちんと考えずに書類を作ると、方眼紙神エクセルでなくても使いづらい書類ができあがるように思います


エクセル方眼紙賛成派の私でも、使い難い神エクセルはダメだと思います

とは言っても、こういう討論会を開いても、、作る人は作るし作らない人は作らないでしょうから、結局はネ申エクセルはなくならないと思います
こんな事言っちゃうと身も蓋もないですけど・・・・

なので、作る人へのお願いというか、こういうエクセルファイルを作りましょうという提案をしたいと思います


既にやってる人からすれば当たり前過ぎる内容ですけど、

もしも神エクセルを造らざるをえないのであれば

入力用シートと表示用シートをワケてみてはどうですか?
必要に応じて間に加工用シートを入れればいいでしょう


こんな感じですね

Excelであれば、表示シートと入力シートを分けると便利だと思うんですよ

左上が入力用シートで、右側が表示用シートです

この例では別々のファイルにしていますけど、実用的には一つのファイルの中でシートを分ければいいでしょう

入力シートではEnterキー押せば次々と入力できますし、テキストから一発でコピペできますし

表示シートを何枚も作れば一度の入力で全てに入力できますしね

入力シートの内容がそのまま出力用シートに反映されます

—–

こんな入力方法にしておけば、結合セルを使おうが、方眼紙だろうが入力の労力は変わらないと思うんですよ
まぁ、作成の労力は増えますけど

これは単なる一案です



最後にまとめですが、

1番と2番と3番ですが、

神と方眼紙は別物かなと思います

方眼紙イコール即座に悪というのではなく、使い方・作り方が悪だと考えます

もちろん方眼紙にすることで神エクセルになりやすいと思いますので、方眼紙を作る場合は節度を持って作りましょう
なおかつ、スキル向上を心がけ、使う人が便利になる工夫を入れて作りましょう

4番ですが、どうしても神エクセルにしなきゃいけないのであればですが、入力シートを作って簡単にコピペできるように工夫しましょう

5番は、
エクセルは表計算ソフトだから表計算以外に使うな!、
表計算以外に使うということは、みんなの認識からズレて生産性を落とす!
というご意見も頂いています

一般的な認識からズレて生産性を落とすという部分については賛同するのですが、
表計算以外に使ってなおかつ仕事がラクになって、全員が生産性を上がるような使い方をするほうが良いと私は考えます

あくまでもエクセルもパソコンも単なる道具です
それらだけあっても何も成果物はできません
人間がうまく使ってこそだと思います

まあ、最近は人工知能が出てきてるのでもう人間は要らないかもしれないですけど・・・

場面に合わせて適切なものを適切に使いましょう

その中で自由な発想、新しい発想があってもいいと思いますが、周囲の人が「これ使い易い!」と喜んでくれるものを作りましょう

使い易い!と喜んでくれるなら、例えそれが神エクセルでも方眼紙エクセルでも問題は無いのではないでしょうか?


ありがとうございました

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Windows/Mac/Linuxを使う現役システムエンジニア&プログラマ。オープン系・組み込み系・制御系・Webシステム系と幅広い案件に携わる。C言語やC#やJava等数多くのコンパイラ言語を経験したが、少し飽きてきたので、最近はRubyやPython、WordPressなどのWeb系を修得中。初心者向けのプログラミング教室も運営中。オンライン・対面・出張等でプログラミングをレッスンします。